連       歌

連歌ちゅうのは古風な風流な遊びです。

参加している方々は以下の皆様。

森田丹波守、こたつ城主、光慶、天陽、畝源三郎、具合悪佐守、甲斐の虎、じろう、味舌政宗そして刀用軒秋嶽以上の方で行なっておりまする。

『五月雨の降りゆく庭に鳴く蛙』たんば
『空を仰ぎて目に染む滴』 こたつ

『雨の中蓑も重げな案山子かな』 秋嶽
『霞みに映える苔生す巌』 光慶
『夜もやみ合唱かえる舞台おり』 てんよう
『あかね色差す草の温もり』 こたつ
『天覆う雲を貫き差す陽(ひかり)』 秋嶽
『群()るる鴨(かも)否(いな)沖つ白波』 畝
『水無月に雨の音なく月の顔』 具顕
『うさぎ搗きしはあたたかき風』 てんよう

『風渡る湖面に映る宵の月』たんば
『若葉の姿、雲の間にまに』 光慶
『大露をてんとう虫と見間違え』 こたつ

『童心踊る夏の朝かな』悪佐

『緑葉の目にまぶしきを一人知る』秋嶽

『埋もれた宝を掘りあてしとき』てんよう

『海賊の昔語りに波の音』こたつ

『沈む夕日に浮かぶ陽炎』光慶

『世をふりて平家の哀れ胸に染む』悪佐

『浪下の都いずこなりかと』光慶

『日は落ちて竜宮城に着きし哉』こたつ

『星の迎えに月昇りゆく』秋嶽

『懐かしき故郷の夜に思い馳せ』虎

『酌み交わしつつ虫の音に酔う』こたつ

『何時の日か時は今だと夢をみて』じろう

『貴女(きみ)への想い心の奥に』秋嶽

『味識(し)らず黙ってすする夜泣き蕎麦』畝

『思いと涙共にのみこみ』虎

『運命は出逢いをもとにつくられる』てんよう

『時の狭間(はざま)に身を置かせなむ』咲庵

『業知れど逃れられぬは人の性』畝

『持って生まれし天運の相』てんよう

『天運に己を賭ける武者の道』味舌政宗

『みち切り開け涙して聞け』咲庵
『暗闇に舟漕ぎ出してあてもなく』こたつ

『先に見ゆるは未来の扉』秋嶽