大杉谷森林鉄道 大杉谷下線 2007/11/7 不動滝下見 2007/11/20 不動滝手前〜ミョウブ谷もうちょい先まで 2007/12/6 不動滝落口〜インクラ谷〜千尋峠〜架線場まで 2019/11/30 大河内川土手〜県道603号線周辺 2020/3/15 不動滝〜インクラ谷出合〜10m滝 2020/3/20 水越峠〜架線場 |
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【2019.11.30 / 2020.3.15】 NHK放送効果?多数の閲覧ありがとうございます! お礼に再び見に行ってみました。 不動滝を見に行ったのですが、滝の上に立派な軌道跡が! 急遽作戦変更で森林鉄道跡めぐりに切替え、奥に進んでみました。 トラバースばっかで難易度結構高いです。 ※写真が判り難いのでレールを赤線でイメージしました。 実際に敷かれていた状態の説明でないことを補足します。 県道603号線(42号からここまでも線路跡らしい)が大河内川から 高くなっていく辺りでスタートします。 合流地点はよくわかりませんでした。 最初にハッキリ分かったのは、この切通しでした。 この先、線路跡は再び全く消滅してしまいます。 上部を走っている道路が見えなくなるまで何とかトラバースして進むと、 線路跡が復活します。石垣がきれいに残っています。 コンクリート橋がありました。桁付きですが、向こう側が落ちてます。 滝の落ち口に架かっているので渡るのは危険です。 橋の続きは再び石積みの土手になります。 高度があるので土砂が流れ込んでいたり落ちていたりする場所は緊張します。 |
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大きな水音が聞こえてきて、不動滝が見えてきました。 線路跡からは大分高度があるので、谷に下りるのも一苦労です。 周りは岩ばっかり。 大滝の上を線路跡は巻いています。 岩盤の洞穴にお地蔵様があり、お供えがありました。 どなたかここまで来られている様です。 落ち口すぐで線路跡は対岸に移ります…が、 桁が無いので渡れません。しかもすぐ向こうにはでっかい砂防ダムが。 大きく巻いて砂防ダムの上に行き、対岸に渡ります。 殆んど川床と同レベルになった線路跡を進みます。 どんどこ進むと線路跡が再び無くなりました。 時間も無くなってしまったので今日はここで引き返します。 この先、地図にはインクラ谷という谷が左俣にあるみたいですが、もしかして インクラインてこと?そこまで行ってみたい!と思うツアーでした。 * * * …てことで、自分の心に火が点いたので、またやってきました(笑 【2020.3.15】軌道跡は右岸に続いています。 谷中には崩れたダムが出てきますが、右岸を巻いて登っていきます。 …ということは、このダムは当時から存在したものですね。 【2020.3.15】立派な石垣が続いています。 補修したのか、一部石垣の模様が違っています。 ◇に切って、比較的新しい感じがします。 【2020.3.15】記憶に無い砂防ダムが出てきました。 平成20年と書いてあります。てことは2008年?すぐにはでけへんやろ? …こんなんあったかな〜? 右岸の軌道跡は危なそうなので、左岸を巻いていきます。 前回続きの川原を歩いて行くと、 川原から少し離れたところに切通しがありました。 切通しを越えて暫く進むと、 川原と直角に交わりました。橋で対岸へ渡っていたのでしょうか? 川原には初レールが! テンションあがります。 |
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対岸には飯場?の跡がありました。 【2020.3.15】うおっ!新しいダムができてる… 上記飯場の跡?は綺麗さっぱり無くなっていました。 更に進行方向に視線を向けると、 対岸の少し高いところに石垣が。 線路は再び対岸に移り、上流へ進んでから、 あの石垣に登っていたようです。 早速石垣まで登ってみました。 逆行して 線路跡は真新しい砂防ダムの護岸工事で無くなっていました。 Uターンして終点を目指します。 【2020.3.15】上記の記事を今回修正します。 今回リベンジしたのは、ここが本当にスイッチバックだったのか? という疑問を解決したかったのです。 スイッチバックをしようと思うと、機関車の付け替えが必要となり、 ちょっと考えにくいのでは…と思っていました。 軌道は本流左岸より上流側へ高度を稼ぎ、 恐らく砂防ダムの上流側で大きくヘアピンして右岸に移り、 インクラ谷に入っていったのでは? という仮説を今回確認したいと思います。 【2020.3.15】ダムは苔が付いてだいぶん風景に溶け込んできてます。 てか、やっぱり!左岸にも軌道跡が確認できます。 前回見落としてたんですね。 【2020.3.15】ダムの上はすっかり埋まって、広い川原になっています。 どこかに石垣が顔を出していないかと奥へ進みますが… 【2020.3.15】間もなく10m程の滝が出てきました。 これ以上はあり得ないので戻りますが、何も見つける事はできませんでした。 【2020.3.15】スイッチバックの件はここまで。 以下、話は右岸に移った軌道がインクラ谷に入っていく所に戻ります。 線路は本流を離れ、インクラ谷左岸に入ります。 明瞭なトロッコ道が続きます。 しばらく進むと、コンクリート橋が現れました。 谷に下りて見上げるとなかなか立派です。 橋には軌道(レールが対になってる)もありました。 おおー! |
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橋の先から線路跡は不明瞭になります。 再びしっかりした跡が出るのは、 今までに無かった傾斜の石垣でした。 どこかでインクライン跡に替わったのかも。 ワイヤが現れました。 インクライン跡になったようです。 完全に谷の中になってしまい、ワイヤ以外はよく分かりません。 石垣がありました。 ワイヤの他にも細い鉄線が張ってありますが、 巻きつけた木に線が完全に食い込んでます。 ワイヤは再び左岸ガケ上に移りますが、 あんなとこ行くの無理!な状況なので、 弱点を探しながら谷中を登っていきます。 何とか左岸線路跡に移れました。 落ち葉で滑りやすい斜面を登っていくと、 大きな石垣が現れました。 石垣を登ってワイヤを辿って行くと、 ワイヤ小屋の跡がありました。 ワイヤは2本あって、片方が巻かれると、 もう片方が送り出されていたようです。 谷に戻り、線路跡を探します。 枝谷が合わさる場所なので分かりにくくなっていますが、 谷床に石垣がありました。 切り通し部分。傾斜が更に増したような。 更に進むと、石垣が並んでいました。 しかしすごい傾斜です。どれ位キツイかというと… これ位。 石垣と右上の木との角度がすごいでしょ。 四つん這いで登っていきます。 ワイヤのガイドが引っかかっていました。 よく転がりそうな形をしています。 見上げるとドラム缶が。 よく転がる形のものばかりです。 ドラム缶の横に車輪が見えています。 トロッコ?台車だけ?埋まっていてよくわかりません。 これもここまで転がってきたのでしょうか? |
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やっと急傾斜が終わり、水越峠へ到着しました。 作業小屋跡には波板、滑車、レール、車輪など色んなものが転がっています。 切り通しを越え、大杉谷側に入りました。 すぐでコンクリート橋があります。 【2020.3.20】今日はここで昼食。 川にこんなものが落ちていました。 【2020.3.20】少し川上には10m程の滝がありました。 ここにも台地があってレールの継ぎ目板もあって、何かあったみたい。 線路跡は続きますが、倒木がひどくなってきました。 写真だとどこが跡なんだか。(^^v しばらく行くと、コンクリート橋が。 枕木付きです。 犬釘もかわいいサイズ。 倒木、路盤、橋をどんどん越えていきます。 谷にレールがぶらさがっていました。木橋が架かっていたのでしょうか。 ここは軌道だけそのまま残っています。 下には朽ちた木橋の残骸が。 谷を巻くのが大変です。 【2020.3.20】レールは落ち、木橋は脚の柱が数本だけに なっていました。 倒木⇔落ちた木橋の巻きを繰り返していると、 再びコンクリート橋が出てきます。 軌道は橋の部分だけ残っているようです。 【2020.3.20】橋の上の倒木は除かれています。 歩きやすいわ。訪れる人がいるんですね。 本日のハイライトが見えてきました。 軌道が橋桁からはみ出しながら急カーブしています。 後半は直線が続いています。 全部で5連橋?【2020.3.20 4連でした】現存する一番大きな橋です。 【2020.3.20】橋の周りは踏み跡だらけ、 現在は隠れた観光スポットになっている様です(笑) 橋を越えるとすぐにまた倒木ゾーン。 さっきの興奮が一気に冷めます(^^v 軌道付きの橋はまだ出てきます。 【2020.3.20】橋は落ちていました。 崩壊は徐々に進んでいます。 再び木橋落ちの巻きが始まりました。 ふうふう言いながら進みます。 珍しく橋でないのに軌道が残っているところがありました。 線路脇にはヘルメットが。 解体のおっちゃんここで熊に襲われたか? 倒木越え谷越えどんどん進むと、 右下に林道が見えてきました。 きりのいいところで林道に降りて進むと、 線路跡の石垣が道路脇まで来ました。 石垣と土砂の間にちらっとレールが見えました。 |
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すぐで線路跡と林道は合流し、大きな広場に出ます。 大杉谷側に大きな架線場跡がありました。 ここが終点のようです。 架線場跡に登って大杉谷を見下ろします。 ここから対岸へ索道が続き(大杉谷索道)、 更に奥へ線路(大杉谷上線)は続いていたようです。 これだけの設備が現役だった頃は、すごい活気がある場所だったんだろうなー と思ったツアーでした。 |
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【2011.2.22】索道駅よりレールは更に千尋一本杉まで伸びていました。 大台林道千尋支線の月見橋近く(他数か所)に石垣が残っていました。 軌道は谷を巻いていましたが、林道化で橋でショートカットになった様です。 千尋一本杉は現在でも残っており、周りは千尋造林宿舎の石垣が残っていました。 杉って400年でこんな巨木になるんですね。 |
比奈谷橋〜本流砂防ダム周辺 |
【2020.3.15】県道を走っていると、対岸に石垣が見える!調べてみました。 三戸橋あたりで対岸に石垣を発見。 気になったので対岸に渡ってみると… やっぱり軌道跡のようです。 どこかで右岸に移っているようですが、どこから? 戻って調べてみましたが、はっきりしませんでした。 砂防ダムあたりより右岸に痕跡が確認できる様に見えました。 ではどこまで続いているのか… シダがすごいですが、歩いていきます。 辺りが広くなり、ヤブ漕ぎがひどくなって、 よく判らなくなりました。 そのまま進むと、県道に出ました。現在地を確認すると、 比奈谷橋のあたり、県道が左岸に移る直前の場所の様でした。 帰り、県道の脇にコンクリート橋をみつけました。 |
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【2019.11.30】今日は用事のついでにR42周辺から船津駅周辺を見てみる事にしました。 現地を歩いてみると、それっぽい跡がありました。 にしみやうしろさんに先を越されていました(笑) 土手を通って船津駅横の船津貯木場へ 軌道が続いていたとの記録があります。 土手を歩いてみました。 土手から船津駅方向を見ます。 船津駅方向は住宅地・自動車学校ですが、その東側は荒地になっています。 この辺も貯木場? 土手には怪しい茂みが。 この茂み辺りで川岸を離れ、駅の方向へ分岐していたと思われます。 土手の高さをキープしておけば、荷物をゴロンと落とせそうです。 変わった所を探しますが、普通の土手ですね。 左にカーブしていきます。犬に吠えられて慌てて進みます。 土手から降りるスロープがあります。 町へ降りていくのでは無く、川へ降りて行きます。怪しい〜 スロープを降りきった道はJR鉄橋を潜ります。 古いコンクリート構造物も出てきます。 鉄橋を潜った道は土手と民家の間を通っていきます。 この微妙に狭い道幅が、丁度トロッコの道幅に思えるのは気のせいでしょうか…? 民家の中を通っていきます。 手前の道で一旦狭くなります。奥の道が国道42号。 国道を横切って、更に進みます。 道が続いています。左側の土手は昔のまま? お社の前を通ります。 山の神だそうです。 その向こう、すぐで県道603号線に合流。 その向こうの痕跡は発見できませんでした。 全線で唯一、現在でも賑やかなゾーン(笑) 現在の生活ゾーンの中にも痕跡が残っているようで、嬉しかったです。 |
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