大和谷軌道



2009.4.30 三滝土場(駐車場)〜地池谷出合〜大和谷索道終点〜大和谷事業所〜右股途中撤退




以前から行きたかった大和谷のトロッコを見てきました。
先日、探していた重要アイテムを入手したんです。それは何かというと…

「大杉谷国有林の施業変遷史」

という本です。これを見ると大和谷軌道の先に、
大和谷作業索道(999m)、大和谷作業軌道(1500m)の記述が!
これは行ってみないと!てか、前フリ長いですね(^^v



三滝の駐車場から六丁峠を通り、地池谷へ。
しばらく歩いた所から黒ケーブル沿いに索道盤台へ。
さらっと書きましたが、既にしんどいぞ〜!



入林者心得。



森林軌道(手押しトロッコはこう言うらしい)スタートです。
最初は歩きやすいですが。。。



崩落で道幅20cm程に。
しかも下は抉れてるみたいで、穴から下が見えてます。
いきなり危険度高いです。



小さい切通し。



更に切通し。
きれいに残っています。



所々崩れていますが、大きな問題はありません。



一段低い場所(でも川床からはすごく高い)に
大和谷事業所の建物跡がありました。



どんどん進みます。
唯一?の(一部)現存木橋。



物置?



作業道が軌道跡から離れていきます。



そして行き止まり。
この先、軌道跡は確認できませんでした。



資料によれば、この先簡易鉄索999mがあり、
さらに1500mの作業軌道があったそうです。
資料には簡単な地図(P92,P99)もあり、この先の右股に建設されていた模様。

ということで更に谷を遡ると、出合に到着しました。



谷はすぐに巨岩で埋まります。
一瞬何も無さそうですが、よく探すとワイヤーやレールがあります。



ゴルジュ入り口にレールが散乱していました。
この辺からスタートなのか?
左岸ガケを巻き登ってみると、中腹にレールが何本か引掛っています。
期待して更に登りましたが、何もありませんでした。。。



谷に戻り、もうちょっと遡ってみます。
巨木が倒れています。奥の滝もでかいんですが、写真だと小さく見える。。。
宮川最深部だけあって、巨木が普通に生えてます。



巨木を越え、20m程の滝を巻くと、更に滝が見えました。
ちょっと限界です。。。ここで退却することにしました。


やはり一筋縄ではいかないネタでした。
ここまでのアクセスが大変なので、次回はいつになるやら。。。
父ヶ谷林道が使えたら、もうちょい楽に来れるのに。。。




帰りの川原で、でっかい滑車?をみつけました。
何でしょね?



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