仙宮神社

宮司ご挨拶

 仙宮神社は、三重県の南部、伊勢志摩国立公園の最南端位置し、 伊勢市から南へ約四十kmの度会郡南伊勢町河内甲宮山に鎮座しております。
町は、はやくから開け、伝統と歴史に育まれた神話の里でもあり、史跡も数多く点在しております。
では、、仙宮神社のご案内をさせて頂きます。
当社は、『天照皇大神御天降臨記』に記されている志摩国多古志宮跡と言われています。
明治四年の社格制度では、“郷社”に列せられ、旧吉津村(河内・神前浦・村山・伊勢地)の氏神様として氏子の皆様から厚い崇敬を頂いております。山頂本殿までは石段が三百六十段ほど続き、木立の間からは吉津湾が望めます。本殿背後には”磐座(いわくら)”があり、古くから祭祀が行われていたことことを、うかがい知ることができます。
また、近年はパワースポットとして、あるいは主神である猿田彦命の化身として顕れている“猿神石(さるしんせき)”を見に訪れる方々がおられます。

  人は、人生の岐路に立ったとき、思わず手を合わせるのは、「神」に己の心を届け、聞くことによって心穏やかにしているのではないでしょうか。宮司は、その「神」と「人」とを繋ぐ役割を担うものです。少しでも皆様のお役に立てるよう橋渡しに努める所存ですので、どうぞ お近くにお越しの節はお立ち寄り頂き、心を届けにご参拝頂きますようお待ち申し上げます。