参考文献

 このウェッブページを作るのに利用した(主に単行本の)参考文献を、このページで紹介します。ご自分で計算をやってみたいという方は、是非以下の本などを参考にしてやって見て下さい。


絶版本を探す

上記の参考文献には絶版など手に入りにくい本もあるので、絶版本の探し方をまとめました。上の「絶版本を探す」をクリックしてください。


数値計算に関するもの

「数値計算の常識」伊理正夫・藤野和建(共立出版,1985)
数値計算には様々な誤差がつきもので、これを無視しては正しい結果がだせません。この本にはどんな誤差が考えられるかや、それらの誤差をどうやって評価するかについて詳しく述べられています。
 また数値積分や微分その他に関して非常に基本的なテクニックや気をつけるべきことが非常にわかりやすく書いてあります。
現代の数理科学シリーズ「計算物理(I)(II)」藪下 信・著(地人書館,1982)
 第一巻のほとんどの部分と第二巻の最初の方は、連立方程式と固有値問題、常・偏微分方程式、モンテカルロ法など通常の数値計算の手法について述べられています。
 計算誤差などについては詳しい言及はありませんが、微分方程式の数値解の安定性などの検討はあります。
 これらの部分については他の数値計算の本と同じですが、この本はこれらの手法の応用例として天体力学関係の計算に多くを割いているところに特徴があります。
 一巻では制限三体問題と、天体の構造計算にそれぞれ一章をわりあてています。
 第二巻はほとんどが応用例の計算で特に第三章の「彗星群の力学進化」は彗星の太陽系起源説に疑問を投げかけるものになっており、これらの分野に興味がある人は必見だと思います。
「FORTRAN77数値計算プログラミング増補版」森 正武・著(岩波書店,1986)
 この本は行列・固有値計算、数値積分、微分方程式、有限要素法など非常に広範囲にわたる数値計算法のテクニックについて扱っています。
 計算法に関する知識だけでなく具体的にプログラムしたソースコードを掲載しているので、それを通じてこれらの計算方法をどうプログラミングすればいいのかについて学ぶことができます。
 また最初の方で計算機における計算誤差や、その評価についても述べています。
 ただソースはFORTRANで書かれているので、FORTRANの知識がないと不利な上、現在手に入れるのが難しいという問題点があります。

シミュレーションに関するもの

「シミュレーション物理入門」矢部孝・川田重夫・福田昌宏(朝倉書店,1989)
「パソコンによるシミュレーション物理」矢部孝・觀山正見・椛島成治(朝倉書店,1991)

干渉計に関するもの

現代人の物理5「光とフーリエ変換」谷田具豊彦(朝倉書店,1992)
「物理現象のフーリエ解析」小出昭一郎(東京大学出版会,1981)

これらの本は干渉計そのものを扱っている訳ではありません。
干渉計の計算や動作を理解するための光学に関する知識や、高速フーリエ変換(干渉計で像を再生する時必要)に関する事を扱っているのでここに載せました。


絶版本を探す

 絶版本を探す方法としては、古本を探す方法と図書館で探す方法があります。
 ここでは、それらに便利なリンクをまとめました。

図書館で探す

  図書館のウェッブページにアクセスして、蔵書検索することで目的の本があるかどうか調べる事が出来ます。
   
図書館リンク集 ここから各図書館のウェッブページにいけます。
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古本を探す

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