2002年  4月中旬 〜

5月3日    半分落ちる。

5月21日   2トンダンプで瓦廃棄

 瓦ごと、ごっそり落としたら、あとがたいへん、瓦、廃材の処理に四苦八苦、何度も立ち尽くしてしまった。

 へび、ムカデにも遭遇、小さかったからよかったが、この家の主であろう蜘蛛はデカかった。

 廊下の天井を落としたら、墨つぼが落ちてきた。大工さんが忘れていったのだろうか。
あとから聞いた話だが、職人が仕事から身をひくときに、わざとおいていくらしい。
明治生まれの釜谷さんという人が建てたらしいが、この家が仕事納めだったのだろう。
鶴と亀が彫ってあり、記念にとっておくことにした。
2トンダンプが入れるようになったので、残り半分はダンプを下につけ、屋根瓦をはがしながら投棄、それでも二杯分あった。もう肩はパンパン、腕には力がはいらなくなっていた。

最近、廃棄処理がきびしく、近くの市の最終処分場へ持っていったら、地元じゃないからダメだといわれた。日本瓦は焼き物だから、かってに捨てられない。民間の業者を探し、やっと捨てることができた時は昼すぎ、昼めしもとらずに二杯目を処分・・・
しかし、おかげで市の処分場より七千円安く済んだ。

******・・・ハプニング・・・******
 解体する前に電気メーターの封印を壊し配電盤ごと移動して、隣接するプレハブの所に取り付けた。
電線からの引き込み線は切らなかったが電気工事士の資格もないのに封印をとってしまったのでメーターを見に来る人が電気屋さんに連絡してしまった。


解体日記