きものはあなたの大切な財産です。素敵なきものを永く、美しく着続けるために
きちんとした保管方法を覚えてくださいね。
収納について
きものの収納には、やはりなんといっても桐タンスが一番です。
その他、桐の衣装箱を利用するのもベスト。桐は、絹が呼吸できると言うことと、
きものの大敵、湿気を呼ばないというのがその理由です。
きものと帯はそれぞれのたとう紙に包んでからしまいます。
防虫剤・防湿剤の知識
収納が桐タンスや桐の衣装箱であれば、防虫剤も防湿剤も必要ありません!
防虫剤を入れておけば保存中も安心…と安易に使わないようにしましょう。
<<使う場合の注意点>>
・二種類以上を同時に使わないこと。
・きものの上に直接置かないこと。紙に包んでタンスの隅に置きましょう。
・金・銀加工のあるものには使わないこと。変色するおそれがあります。
虫干しをしましょう
一年に一回は虫干しをしましょう!
現代家屋は密閉度が高く、湿気がこもりやすい構造になっています。
目的は…
・風を通して湿気を払う
・害虫をのぞく
・点検をする。いたんでいたら早めに専門家へ処理を依頼しましょう。
時期は…
・7月下旬〜8月下旬
・10月下旬〜11月下旬
・1月下旬〜2月下旬
干し方は…
・晴天が三日以上続いた後の晴れた日に、風通しがよく、日の当たらないところを選びます。
・きものを一枚ずつ裏返してきものハンガーに掛け、2〜3時間吊しておきます。
・帯や小物もタンスから出し、風を通してあげましょう。
・タンスも開け放しておき、半日くらい空気を入れ換えましょう。
・しまうときは、防虫剤や防湿剤を取り替えておくと安心です。
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