ウグイ谷高・中井高

2017/5/20  父ヶ谷林道〜林道終点〜ウグイ谷高〜中井高  kzo




不動谷へのアクセスとして、父ヶ谷林道が使えるのか調べに行きました。
が、頼りにしていた破線道は使えず、アプローチ長すぎで不動谷は全然無理、
尾根に上がってウグイ谷高、中井高のピーク狩りに計画変更です。

てか、地図見たらわかるじゃん!(笑)
ネットには東から登った記述が多いので、西から登る記録として見てください。




横谷の橋は落ちたままでした。
駐車地には釣り師の車が停まっていました。ここからスタートです。



林道は7年前のレポートと大して変わらないのでパス。
営林署の小屋は物置の扉が壊れていました。



北谷林道分岐です。今回は左のウグイ谷高方面(本線)へ向かいます。



概ね歩きやすい道ですが、
思い切り崩れている所もあります。



道には膝丈ほどのアセビ等のヤブが生えています。
これを気にも留めず歩いていたのですが、ふとズボンを見ると、ダニ!
明らかに何匹もズボンにひっついています。



ダニを払いながら進みます。
砂地の路盤にはバイクの轍が残っていました。
最近のもの?にしては大荒れの林道をバイク引いて走ってきたんでしょうか。



尾根が近づいてきたな〜と思ってカーブを曲がると、
林道が終わっていました。ここから大台林道へ続くはずだったんですね。
もうちょい、尾根まで行ってくれたら便利だったのに…



この終点付近より、ウグイ谷高を経由せず中井高へトラバースする破線道が
地図にはあるのですが、付近を探してもそれらしい道がありません。
古い青テープと獣道のような踏み跡があるのですが、すぐ斜面に消えていきます。
林業時代の不動谷へ行く作業道だと思っていたのですが、
石垣はおろかテープも踏み跡もなし。
本当に存在していたのか?



このまま斜度のあるトラバースを続けるのか、
遠回りになるけど尾根へ出て中井高へ向かうか、
迷ったですが、尾根に出る事にしました。
こんな事明らかに技量を超えています。
1300m弱まで登っていきます。シャクナゲが満開でした。



ツツジも咲いています。
視界は無いですが、お花を楽しんで登ります。



…が、ズボンにはマダニとハエが引っ付きまくり。
ダニは1ミリ位の小っちゃいやつから3ミリ位のでっかいやつまでいます。
払っても払わなくても常に5〜10匹位確認できるので、諦めます。



巨木の自然林が出てきました。
久しぶりの森林浴が楽しめそうです。



尾根に到着!1000m付近まで林道だったので、
え!もう?感があります。林道歩きは長かったけど。
山頂には三角点、いつものフクロウの山名板、宮川村の黄色い杭がありました。



東側は熊野灘が遠望できます。
錦あたりでしょうか。



芽吹き始めた巨木の向こうにちらっと展望があります。
東側は台高山脈とその向こうに大峰の山々が望めます。




御料林の杭がここにもありました。



南側は日浦杉山への尾根とその向こうに加茂助谷ノ頭。
暖かい、新緑の生臭い風が吹きあがってきます。



いつも思いますが、この辺りの木々はなぜこんなに妖怪じみているんでしょうか。



ダニの巣を通過するしかない様です。
これ絶対ズボンだけじゃないよな。



尾根が広くなり、窪地がありました。
雨降ったら池ができるのかな。



ウグイ谷がまっすぐ伸びています。
川床もちらっと見えています。
その向こうは仙千代ヶ峰&大河内山かな。
…という事は右の尾根はパイプラインの尾根か。見えないなあ。
なだらかな尾根に見えるけどな。キツいよな(笑)



でっぷりしたダニがいたので記念撮影。
マクロレンズでないのでうまく撮れない。




尾根は痩せてきます。
ウグイ谷側は急斜面。



黄緑&ピンク&赤



さあラスト登り!



P1233です。中井高の山名板を探しましたが、
見つけられませんでした。
こちらの方が訪れる人が多そうに見えました。



帰りに、尾根から分かれる破線道を探してみましたが、
それらしい道はこんな感じ。
テープも無いしこちら側からもちょっと挑戦する気にはなれないな。


無事大杉まで戻り、やまよし食堂で遅いお昼。
ウグイ谷高へ行った事、ダニの話とかして帰りました。
そんなとこ捕獲したクマ放しに行くとこやからクマに会いに行くようなもんやで、
ダニはこの時期MAXだから気をつける様に、でも人を食わないダニもいるよ、と
教えてもらいました。おいしい筍ラーメンごちそうさまでした!



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