立梅用水

2008.6.19 茶倉〜古江トンネル
2008.6.23 古江トンネル〜丹生
2019.6.9 あじさい祭り




江戸時代(1823年だそうな)に掘られた灌漑用水です。
今では丹生のアジサイが有名なんで、時期を待って行ってみました。



飯南町の「道の駅茶倉」横の立梅井堰からスタートします。
でも看板によると、オリジナルは別の場所だった様子。



【2019/6/9】久しぶりに訪れました。
あじさい祭りの会場には立梅用水の歴史の看板が飾ってありました。
井堰の写真は左岸からの写真ですが、現在とよく似ている気がします。



ここから取水しているようです。
ここからしばらく地下を流れます。



ぐるっと回って、トンネル出口に到着です。
農繁期のせいか、流れている水が多い!



この辺はお茶畑が多いです。



小さい川を渡る橋は、水路・道路共用でした。
やたら厚みのある橋桁。
この中を水が流れています。



この辺りから道端にアジサイがちらほら咲いています。
道端のガードレールには木材の搬出の用意がしてありました。
林業も盛んのようです。


何か見えてきました。



波多瀬発電所です。
灌漑だけでなく発電もやってるんですね。
立梅井堰が度々流されるので、三重共同電力会社(今の中部電力)
と協力して施設の維持をするようになったそうです。



用水は櫛田川を離れ、波多瀬の在所の中に入っていきます。
元丈の館の前を横切りました。



在所を越えると再び櫛田川が近づいてきました。
用水も崖下を流れます。



更に進み、在所に入りました。



ウロウロしてると目立つのでどんどん進みます(^^v
護岸に石が使われている場所がありましたが、
いつの護岸なんでしょう?



用水横の管理道をくねくね進みます。



土手の下に池があり、おいしそうなカモがいました(^^v
この池も用水の水なんでしょうか?



くねくね進んで、どこを走っているのか
判らなくなってきた頃、大きな道路が現れました。
国道368号やん!しかも飯南(スタート方面)向いてるし。
いつも通っている道路に出て、変な気分。
因みにこの先の交差する道は、和歌山別街道だそうな。



朝柄川と国道を横切って、丹生を目指します。
小さい川が横切りますが、ここは橋で越えずに
ダムで堰き止め、用水に合流できるようにしてあります。



どんどん進むと、大きな土手がありました。
看板によると、「空石積の築堤」というそうで、
昔のままだそうです。おお〜



ゆとりの丘(町営図書館などがある)の裏を通り、どんどん進みます。
道路を跨ぐ場所がありました。
ロケーションも橋の形も全然違うけど、
坂を上って橋の上に行くところがちょっと南禅寺の水路閣みたいです。
橋の上も歩けるし。



橋を越え、すぐで再び国道を横切ります。
横切ってすぐでトンネルに入ります。
扁額には「古江隧道」とありました。



そろそろアジサイも本格的に咲いてくるので、
日を変え、ヨメ同行で見ていきます(^^v
古江隧道出口からスタートします。



程なくして再びトンネルへ。
ここは入口が素掘りのままでした。奥に明かりが見えるので、
そんなに長いトンネルではなさそう。
「全然咲いてないやん!」というツッコミをうけながら
反対側へ回ります(汗



反対側に来ました。アジサイはここからです(^^v



トンネルを出て、管理道はアジサイの道になりました。
用水沿いにずーっとアジサイが並んでいます。



中央ちょい左の方から手前へ流れは続いています。
その間ずーっとアジサイ。



もう咲きまくり。
一万本植わっているそうです。
観光客も山盛り。
近くの店でお昼を食べましたが、30分待ち!



谷をショートカットする土手もアジサイだらけ。
東屋もあり、イベントもここで行われるようです。



水車もあります。
お祭りの時は、ボート下りもあるそうです。



【2019/6/9】ボートに乗ってみます。
1年に1回なので、すごい人!親子連れの他にも、
郷土史研究家っぽい人もたくさん並んでいます。



トンネルに入りました!
ボートに乗るとは思わなかったので、何も準備してなかった…
よく見るとノミの跡とか見えるそうです。
広角写真が撮れる良いカメラと、ペンライト等明かりを用意すると便利そう。
トンネル中央付近の坑道が見える場所には、ライトが設置してくれてありました。



ライトの場所に来たけど、一瞬です!
とっさに電話のカメラで撮ったけど、ブレブレです。よく判らなかった…



土手の山側はビオトープになっていました。
右端の地味に写っている用水はトンネル
(中で水銀鉱山の坑道と交わっているらしい)
を出てきたところです。



ビオトープはぐるっと回れます。
園児達が来ていました。



このあたりは水銀坑がたくさんあります。
これは奈良時代のものだそうです。



ビオトープを過ぎると「エンゲの切り通し」です
鎚とノミだけで作ったそうです。すごい!
てか、この200年で発破とか重機が使えるようになったのね。
何だかすごい進化だなー。



切り通しを越えると再び観光客激減。
ヨメのモチベーションも急落(^^v



用水は丹生大師さんへの道を越えます。
土手はアジサイが満開。



土手が終わって用水は道沿いを通ります。
アジサイでよく見えない。。。


このあと用水は田んぼの中の用水路となって、
再び櫛田川に戻る…筈なんですが、見落としてしまいました。
宿題を残してしまった立梅用水でした。
それにしても、アジサイは見事!



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