伊射波神社 第60震洋隊基地跡 2021/1/17　安楽島公民館〜伊射波神社〜奇跡の窓〜基地跡海岸　kzo

グーグルマップで鳥羽の安楽島あたりを見ていたところ、 「第60震洋隊基地跡」の記述を見つけました。 神島の監的哨みたいな感じ？ 近くには伊射波神社という神社もあるらしい。 神社や軍事は全くシロウトですが、 近くなんでちょっと時間ある時に見てみました。 安楽島の旅館かめやさんの前に、 伊射波神社参道の看板があり、そのまま細い道に入っていきます。 道は看板やノボリがあって、迷う事はなさそう。 散歩する地元の方や、伊射波神社へ参拝の方がちらほら。 怪しいおっさんは私一人です(笑) 案内に沿って進んでいると、茶畑がありました。 へぇ、鳥羽でもお茶作ってるんだ。 小さな海岸を歩きます。良い風景。 道は二手に分かれ、参道は一旦海岸に降りる様です。 海岸には参道の鳥居と登っていく階段がありました。 階段を登ると伊射波神社が見えてきました。 散歩の地元の方のお話では、ここで大きなお祭りがあって、 鳥羽市長も来るとの事。 色んな形の絵馬が飾られています。 ハートがあるのはここが縁結びの神社なのね。 そういえばすれ違うのはカップルが多いわ(笑) 正月も過ぎたのに結構人気のある神社の様です。 神社の拝所？の建物は広く、ここでお祭りが行われるそう。 有名人のサインやパンフ、無人グッズ売り場がありました。 神社の奥には領有神 （うしはくがみ）や 奇跡の窓 というのもあるらしい。 領有神に到着。豊漁を祈る所だそう。 そして奇跡の窓。 ブッシュが窓の様になっていて、加布良古岬の東の方が覗けます。 散歩の方の写真を見せてもらいましたが、確かに絶景！ しかし今日は曇天、写真の様な絶景には恵まれませんでした。 伊射波神社の次は秘密基地です。 参道・車道を離れ、すぐで「加布良古」三角点に到着。 山名プレートが付いていました。 目星を付けて尾根を降りていきます。 もうすぐ海岸という所で、崩れた穴を見つけました。 これのこと？ 探してみると、横にも凹みのある地形があります。 多分これで合ってるんだけど、判りにくいな〜 周りは雑木と竹で視界不良。 判然としないままうろうろすると、井戸もありました。 でも、最近のものじゃない？すぐそこは海岸ですが真水なんでしょうか？ どうも手の様な形で、海岸からいくつか枝分かれして溝が掘ってあるみたい。 いくつかの溝は埋もれかけの穴が確認できましたが、特に何も発見できませんでした。 海岸に向かうと、廃屋がありました。 どう考えても戦時よりは新しい家です。 後で調べてみたら、当時は幕営だったそうな。 周りに貝殻が捨ててあるところを見たら、漁業の施設跡でしょうか。 建物跡は１件ではなく、数件あった様です。 全て朽ち果てています。 風呂もありますが、ここで住んでたんでしょうか？ 海岸に出ると、目の前に菅島が見えました。 良い景色です。 海岸には石垣がありました。 遠くの建物は安楽島旅館街の建物みたい。 地図だと近そうだったけど、割と距離あるな… 降りてきた尾根の反対側の谷にも何かある様なので、 そちらも見てみます。 こちらも同じ様な感じで竹藪、手の様な地形が確認できます。 こちらも埋もれかけの穴だけかな、と進んでみると… 大きな四角い穴が残っていました。 入れそうな大きさ！ しまったヘッドランプ忘れてきました。。。ペンライトしかない。 真っ暗で判りませんが、フラッシュで撮影すると奥が確認できました。 そんなに深くはないですね。 隣にも似た様な穴がありました。 同じ様にやってみます。 こちらも撮った写真で確認します。 帰って調べてみたら、さっきの右の穴と奥で繋がってる？ 下調べ不足が今回も露呈してしまいました。。。 そして３件目(笑)。同じ様な写真が続きます。 ここは横穴は無いそうです。 更に４件目…と思ったら、不明瞭で穴は見つけられませんでした。 石垣があるので何かあった様子。 これでこの谷の左岸は調査完了。反対側へ行きます。 やはり右岸にもありました。 おおっ！これは支保工では？ ここが一番状態の良い穴なのか？ 奥も深いですね。気になります。 そして右岸２件目 残念何も残っていません。 更に隣は埋もれたのか、凹みだけになっていました。 隣は再び海岸、戻ってきました。探索は終了です。 うーん穴が残っているのは解ったけど、何も残っていないぞ。 どうも戦争末期に突貫で作られた施設らしく、 幸いここからの特攻もなかったらしい。 神島や友ヶ島みたいな立派なものでは無かったけれど、 せめてどこかに説明板の１つでもあれば、 命がけで動員された方々の苦労も報われるだろうに、 と思いました。…シロウトの感想です。

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