大杉谷・奥定神社跡


奥定神社跡

2020/2/2 kzo


大杉谷に昔あった、奥定神社に行ってみました。
どこにあるのか知りませんでしたが、大杉の方に教えていただきました。



シーズンオフの大杉谷。
登山口は閉められていました。
でもこの時期はヒルがいない!
今日はこっち方面ではないので、谷底へ下ります。



水量少ない河原を右岸へ移ります。
水はさすがに冷たい!
大杉の一部の方は今でもここへ来られているそうです。
「登山口の対岸を登ってすぐに着くわ」だけ教えてもらったのですが、
果たしてどうなることやら…



右岸に移るとわずかな踏み跡があります。
これかな〜と思って歩いてみると、階段や石積みが出てきました。
確かに判りやすいわ。



道を辿って登っていくと、確かに少しの時間で
それらしい場所に着きました。
お社があった場所に四角く石が並べられています。
今年の初詣はまさかの奥定神社になりました。
松浦武四郎はじめ大杉谷を目指した幾多の登山者もここへ来てるはず。




こちらの方が判りやすいですね。
「小さい台地で見落としやすい」と書いた文献があったと思いますが
確かにその通り。
…間違ってへんやろな(笑)
反対側は細い岩尾根、文献の通りです。
大日ーが望めるかと思い少し行ってみましたが、
展望はありませんでした。



ここへは昔の皆さんは大杉より桑の木谷経由で来てるらしいので
右岸に道があるか、見て帰ります。
大杉の方から「昔はトイレの辺りに吊り橋があった」とも伺ったので、
何か残っている可能性あり?
道は神社から河原に降りるまでははっきりしていますが、
そこから先は判りにくいです。
でも鉄塔巡視の看板が立っているので、
巡視路として使っていると思われます。



そのまま第三発電所の向かいの右岸を進んでいきます。
傾斜がきつく、所々抜けて歩きにくい!
コンクリートがありましたが、これが吊り橋跡?
…ワイヤもありますが、吊り橋かどうか、判りませんでした。




更に進んでみると少し炭が残った炭焼き跡がありました。
細長い形をしています。場所が無いから?
この辺で鉄塔巡視路は尾根へ上って行き、谷沿いの道は確認できなくなります。
道は獣道?みたいになりますが、もう少し粘ってみます。



中オウガイ谷?辺りに小さい台地と、
「県単治山事業」の杭が立っていました。


この後何も見つけられないまま斜度とシダがきつくなってきたので、
河原に避難。そのまま対岸に移ると第一乗船場でした。

今度は神社から奥へどう続いたか見てみたいですね。
ここがこんなに痕跡薄く、元々「道がない」と言われていた道なので望み薄ですが…



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