今日は2月14日バレンタインデー
地球防衛軍司令長官秘書として毎日残業して忙しく働いている私だけど、今日だけは、
いつもよりペースを早めて仕事をこなし、明日でも済む事は明日にして、定時に仕事を
終えて帰ってきた。
帰る先はもちろん、古代君と同棲中の二人だけの部屋。
古代君は、先週までの宇宙での護衛艦艦長勤務を終えて、今は1ヶ月の地上勤務に着い
ている。
バレンタインに二人で過ごせるチャンスなんて、そんなにないのだもの、特別な夜にし
たい。
ありきたりだけど、チョコレートと私をプレゼントするの。 ふふふ。
チョコレートは昨晩彼が寝てからこっそり・・・これもありきたりだけど、ハート型の
大きめのチョコを作って、ホワイトチョコで、“I need you ”・・・
あなたが欲しいと書いた。
夕食の後に渡すのよ。
今日のためにボディラインのはっきりした、露出度の高いミニスカートのワンピースも
買ってあるから、今日はそれを着て9時頃に帰ってくる古代君を、食事中から誘惑する
んだから♪
・・・・誘惑しなくても、夜は毎晩二人で熱くなっているんだけど・・・。
この服で一緒に食事をしたら、きっと古代君は食べながらでもウズウズしちゃうんだろ
うな。ふふふ。
それを想像するだけでも楽しくなっちゃう。
今日は、たっぷり奉仕するから、待っててね、古代君。
■
さて、と。夕食の支度も出来たし、着替えも済んだ。
時計は8時50分を指している。
古代君もそろそろ帰ってくる頃よね。あ、そうだ、お風呂の準備をしておこう。
雪はパタパタとバスルームへ向かった。ボタンを押して、給湯するだけ。止めるのはオ
ートストップになっている。バスルームに入って、給湯ボタンをおした雪は、シャーっ
というシャワーの音と共に、「キャー」という短い悲鳴を上げた。
うっかり、シャワーと給湯のボタンを押し間違えて、頭からお湯をかぶってしまったのだ
慌ててもう一度ボタンを押してストップさせたが、時すでに遅し・・・・。
「いや〜ん、ヒドイ。ビショビショだわ・・。せっかく今日のために買った服なのに」
誰もいないバスルームで自分の姿を見下ろしながら、一人でぼやく。
仕方なく、着ていた服を全部脱いで、タオルで髪や体をさっと拭いた。
そろそろ古代君が帰ってきちゃうから、早く着替えなきゃ。
そう思った途端。
ピンポーン
と玄関のチャイムが鳴った。
いやん、古代君よね。帰って来ちゃった・・・。どうしよう。
慌てて、とりあえず目についた古代君の下着代わりの白いTシャツを頭からかぶり、モ
ニターフォンにむかった。モニターに写ったのは、やはり、勤務を終えた古代君だった。
会話ボタンを押し、「お帰りなさい。今、開けるわ」と言って、玄関のオートロック解
除キーを押す。
カチャンと音がして、鍵のロックが解除されると、玄関のドアを開けて、古代君が入っ
てくる音がする。
裸にTシャツのまま。一瞬、どうしようと思いながらも、とりあえず帰宅した古代を出
迎えるために玄関の方へ向かった。
「お帰りなさい、古代君」
「ただいま・・・・あん?どうしたんだ、雪そんな格好で」
ドキッとした。白いTシャツからは雪の裸体がうっすらと透けて見えている。特に胸な
どは形もハッキリと、しかも乳首のピンク色まで分かる。パンティーもはいていないよ
うだ。思わず雪の体を上から下まで目で追ってしまい、当然彼の股間も即座に反応して
しまう。
雪は少し顔を赤らめて
「うん、今お風呂にお湯を入れようと思ったら、ボタンを押し間違えちゃってシャワー
のお湯をかぶっちゃったの。すぐに着替えて来るわ」
恥ずかしい、とでも言わんばかりに、素早く着替えに戻ろうとした雪の手を、古代がと
っさに掴んで自分の方に抱き寄せ、自分の唇を雪の唇におしあてた。
バサッと古代君の持っていた荷物が落ちる音がする。
「ん・・・・」
古代は、雪の体がしなるほど体を密着させて抱きしめながら、雪の唇を舌でおし開いて
舌を滑り込ませる。
雪は、こんなハズでは・・・という思いで古代を押し戻そうとするが、力で古代にかな
うはずが無い。
雪の抵抗を感じると、いっそう力を込めて抱き寄せ、雪が息苦しく感じるほどに、自分
の舌を雪の口の中に押し込んで、縦横無尽に舐めまわす。
雪もお腹のあたりに、ズボンがはちきれそうに固く膨れ上がった彼自身を押し付けられ
て、全身に血がまわり、自分の秘めた部分も潤って行くのが分かる。頭では、夕飯を食
べて、チョコを渡してお風呂に入ってから・・・と思っているのに、身体は敏感に反応
してしまう。
(イヤ・・・予定と違うわ)
古代は左で雪をしっかりと抱きしめながら、舌は雪の口の中を盛んに動き、右手はTシ
ャツをそっとまくり上げるように腰に手を回した。雪の下半身が露になる。ゆっくりと
優しく腰をなでながら、その手をゆっくりと下へ下ろし、後ろから中指をクリトリスの
方へ動かした。
「あん・・・」ピクッと雪の身体が反応すると、古代はようやく唇を離したが、右手の
指は雪の秘めた部分を優しくなでまわしている。
「古代・・くん・・今はダメ・・・あぁ・・・夕食を・・食べてから」
「こんな格好で誘っといてか?」
「別に・・・誘ったわけじゃ・・ない・・わ」
快感に身を震わせながらも、一応言葉では抵抗してみる。
「こんな状態じゃ、メシなんて食えないよ。抑えきれない。・・・・君の身体だって、
ほら、こんなになってるじゃないか」
古代は右手を雪から離し、雪の目の前に持ってきた。古代の右手の指は、雪の愛液でび
っしょり濡れている。
「ん・・はぁ・・意地悪ね・・・。今日はバレンタインデーだから、夕食、豪華にしたの
よ。」
「メシなんて、後でいいよ。それどころじゃない」
「でも・・・あ・・」
古代は今度は服の上から雪の乳首をくわえた。そっとくわえ、舌で乳首の周りを円を描
くようにクルクルと舐める。
「ああ・・」
優しく舐めたり、吸ったりを繰り返す。
「古代く・・ん・・ああん」
「ね、ベッドへ行こう」
「う・・ん」
雪も、すでに頭が真っ白になってしまって、彼を求める気持ちが抑えきれなくなってい
た。
もともと、夕食後はそのつもりだったのだから、彼に求められる前から、本当は身体が
高潮していたのもある。
古代の愛撫で濡れた雪の着ていたTシャツは胸の所だけ丸見え状態になっていた。
古代は雪を抱き上げて、ベッドルームへ向かった。
■
古代は雪をそっとベッドに横たえると、無言でTシャツを脱がせ、自分の着ていた服も
ボタンをはずすのももどかしいように、さっさと脱ぎ捨てて、雪の身体の上に重なった。
再び唇を求め、今度は雪も積極的に舌を絡ませる。
古代の手が雪の柔らかい胸を優しくなでるように触ったり、時には激しく掴むように求
める。
舌を絡ませながら、両手で胸をまさぐり、その舌が今度は白いうなじへと移っていく。
手は雪の柔らかい体中をまさぐりながら、だんだんと下へおりて行く。
「古代君・・・」
「愛してるよ、雪」
「私も・・・あぁ・・」
初めは閉じられていた雪の足も、そこを触って欲しい、とでもいうように、だんだん開
いていく。
口で、雪の胸を愛撫しながら、手は雪の秘めた部分に到達した。クリトリスの周りをな
ぞるように触ったり、
上の部分をこすったり、そして、時にはひだの内側へ指を入れて、またもとの所に戻る。
「ん・・あぁ・・」
「ここが、いいんだろ?」
「うん・・・あ、もっと・・・」
「いいよ」
雪の欲求に指で応えながら、だんだん身体を下に移して、今度は舌でクリトリスを愛撫
し始めた。
「ああっ・・・」
雪の全身にしびれたような快感が走る。舐めあげてみたり、舌先でつつくようにしたり
ジュルっという音とともに吸われたりして、時折、雪の腰が快感でふっと浮く。
「あ・・・ダメ、もう・・・」
「いってもいいよ」
「ダメ、今日は私もあなたにしてあげたいの」
はぁはぁと息を荒げながら、雪が身体を起こした。
「お願い、ここに座って」とベッドの端に座るように促し、自分はベッドから降りて床
にひざまずき、彼のいきり立ったものを口に含んだ。
「う・・・・」
口の奥へ入れるときは優しく・・・戻す時は吸い上げるように・・・それを繰り返す
「あぁ・・いいよ、雪」
喉につかえそうなほど彼を口に含み、歯があたらないように気をつけながら力を込めて
吸いながら戻す。
「いつもと・・違う・・いいよ、雪・・・あ・・」
何度もその動作を繰り返されいきそうになった彼は、あわてて雪の顔を自分から離す。
「口の中で出してもいいのよ」
「ヤダ、雪の中で出したい。・・・今日は大丈夫?」
「大丈夫よ」
古代は雪の身体を引き上げてベッドに戻すと、自分のものを雪の中に入れた。
「今日のは、スゴク良かったよ。すぐにいっちゃいそうだ。」
「大丈夫、私もすぐにいっちゃいそうだから」
静かにピストン運動を始めながら
「今日のやり方、誰かに聞いたのか?」
「う・・ん。同僚の子が・・ね、教えてくれたの」
「まさか、男じゃないだろうな?」
「・・・・だったらどうする?」
「絶対、許さない」
古代の動きが激しくなった。
「あああ・・・あ・・冗談・・よ」
「冗談でもイヤだ」
「・・・・どうするの?」
「もっと、俺に夢中にさせる。雪の身体を一番知ってるのは俺だからな。好きな体位も
知ってるよ」
今度は身体を起こして、自分の上に座る格好にさせ、左手で胸を、右手でクリトリスを
愛撫しながら再び挿入する。
「あ・・・・」
「これが、一番感じるんだろ?」
「そ・・うよ」
「じゃあ、いくよ、今は長く持ちそうにないから」
「うん・・・来て」
ギシギシとベッドが軋む音がして、激しく下から雪を突き上げる。指は動かさなくても
上下運動で、自然とこすれる
「あ・・・い・・く」
さらに動きが激しさをまして、二人は絶頂の時を迎え、崩れ落ちるように、ベッドに横
たわった。
二人とも息が荒い。
「古代君」
優しいキスの時が訪れる。
「もう、とっくに私はあなたに夢中よ」
「・・・知ってるよ」
ニコッと笑う。
「でも、今日は何だか、いつもより特別だったような気がするけど、何でだ?」
「今日は、バレンタインデーだから」
「ああ・・そうか。ありがとう、最高だったよ。もう一回、いいかな?」
「ふふふ、いいわよ。でも夕食を食べてからね」
FIN