特許、実用新案

 特許って聞いたことありますよね。誰か画期的なことを考え出した人が特許としてそれを申請し、その仕組みを使いたいと思っている他の人から特許料を取り、その仕組みを使わせてあげるという制度です。ちょっと違う気がしますが、まあそんなところでしょう。この特許は取ってから20年間保護されます。保護される代わりにその仕組みをみんなに教えることになります。つまり20年間が過ぎると誰でも作れるようになるわけです。ですから、その仕組みを使って50年間以上ビジネスとして続けられると思ったなら特許を取らずに、それを使って儲ければいいわけですね。よっぽど凄いことを発見したのでしょう。これには前例、というか今もあるのですが例があります。コカコーラです。コカコーラは特許を取っていません、なので、コーラの作り方はコカコーラ社の開発者周りの人たちしか知らないのです。なんかパチモンがたくさんありますが。しかし、特許を取るためにはこれほどかと言うぐらい画期的なことを思いつかないと許可は下りません。そこで登場するのが実用新案権、です。

 実用新案は特許をまるまる小さくしたようなもので、取得も簡単です。特許と比べるとですが。この実用新案は既存の特許物やその他一般的な物の実用に耐えうる新しい使い方に対して保護をする制度です。鉛筆の上に消しゴムが付いた商品、あれも実用新案です。ああいった使い方を発見したならば実用新案を申請してみてはいかがでしょうか。あ、ちなみにインターネットなどで誰もが入手可能な情報として流してしまうと確か無効だった気がします。・・・多分。

 さて、上手く(?)実用新案の話が出たところで、私、ちょっとしたことを思いついてしまいました。テレビ番組とかテレビCMとかでURLが流されますよね、あれって表示されている時間が短かったりして覚えきれなかったり、目に入らなかったりします。そこでこの方法です。バーコードを使うのです。バーコードといっても2次元バーコードです。あの四角いあれです。最近たまに見ますよね。2000年頃からのメーカー製のパソコンなら本体の横に張ってあったりもします。この2次元バーコードを表示するのです。

 インターネットにアクセスするのですから多くの場合パソコンか携帯電話でしょう。最近の携帯にはバーコードリーダが付いていますからそれを使うことが出来れば、簡単にアクセスできます。パソコンの場合ですが、これはなにか新しい装置が必要ですね、バーコードリーダで良いでしょうw、USBにでも繋げばそれほど難しいことにはならないはずです。もうあるみたいですが、CMに使われるようになれば需要が増えてPC業界もウハウハ(古)です。さて、そうやってバーコードを使えばURLを入力しなくてもアクセスできるようになります。ただ問題はテレビによって表示が異なることですね。まずはサイズが思いつきます。あまり小さすぎるとドットが潰れて見えなくなりますし、大きすぎても読み込むことが出来なかったりするでしょう。まあ、そのあたりはディジタル放送が広まったころに解決されるでしょう。あ、ディジタル放送が開始されればそんなことしなくてもいいのでした、いやはや。しかし、ディジタル放送だけではインターネットに完全にはつながらないでしょう。と、自分を守っておくことにします。

 さて、みなさんの中にも眠っている画期的な物があるかもしれません。
こんな凄い物を作った!→特許申請してやってください。
これはこう使えばいい感じ!→実用新案を取ってやってください。
これはこんな使い方も出来る!→伊藤家の食卓にでも送ってやってください。
携帯がもっとこうなら使いやすいのに・・・。→携帯を作ってる会社に教えてやってください。
Windowsの調子が悪いんですけど・・・。→Microsoftは助けてくれません、自分で何とかしてください。・・・冗談です。

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