変わっていく・・・
日本という国は急な変化を好まない、とよく言われます。
日本では学校のクラブは、多くの場合1つのクラブに加入します。そして多くの場合入学から卒業まで加入し続けることになります。日本という国を表す身近な例でしょうか。私も中学生の時に卓球を3年間続けました。他の皆さんがどうかは知りませんが、私は飽きてしまいました。高校では卓球から離れれることになります。それはさておき、今の日本の学校のクラブ活動では多くの体験をすることが難しくなっています。聞いた話ですが、アメリカでは一人の学生は複数のクラブに所属するのだそうです。例えばAくんは月曜日はテニスクラブ、火曜日はサイエンスクラブ、水曜日は・・・のように複数の体験をすることが出来ます。クラブの形はどちらの方が、と優劣を付けるのが難しいのですが、私としてはアメリカのような複数クラブに所属、というのも興味深いと思います。
日本のクラブでは一つのクラブに打ち込むことによって、その道のスペシャリスト、職人コースです。成功すれば、より上位に立ち、失敗すればそれで多くの物が水の泡になる。それに対して、アメリカのクラブは、いわばフリーターの状態です。フリーターは何かサボっているようにしか見えない、という意見がありますが、フリーターの意見としては、仕事が取っ替えひっかえ出来る、というのが魅力だそうです。・・・私も将来フリーターでしょうか。ヤです。私は安定した生活を・・・と話がそれました。
日本という国、そしてその国民は、急な変化を好まない、とよく言われます。例えば一つの商品が流行るとしましょう。その1週間後には類似の商品が多数発売されているでしょう。私はそれが悪い、とは言いませんし、市場を活発にするという面では良いと思います。そもそもそういったことに文句を付ける力を私は持ち合わせていません。しかし、最近はその傾向が強すぎるのではないでしょうか。例えば、マイナスイオン。この言葉を耳にしない人はいないのではないでしょうか。これに関する商品は、数えられないほど多くあります。しかし、どうでしょう、あなたはこの物体についてどれほど知っているのでしょう。体に良いらしい、水回りに多く発生する・・・その程度ではないでしょうか。日本という国では、一人が騒げば周りが騒ぎ始め、さらにその周りが騒ぎ始め、さらに周りが・・・そしてあとの方になって結局何で騒いだのか分からない、となる。私見ですがそういう傾向が強い気がします。
日本はこれから変わっていく必要があると思います。時には後ろを見ることも必要ですが、前を見ることが大事になっていくと思います。そして、それを担っていくのが、なんと、私です。私だけ、ということも無いのですが、私ぐらいの世代周辺が、そうなるのかなと、そう思います。出来ればもう少し早くに、と言うのが小さな望みだったりしますが、ここは変化を好まない国、日本。そう簡単には行きそうにありませんよねぇ?