ウィング


ウィング{wing}  (直訳:翼)

フロントウィング
リヤウィング

 走行中の前方からの風によって、ダウンフォースを生み出すための空力パーツ。

 一般的に、車の前方(フロントウィング)と後方(リヤウィング)の、2箇所に取り付けられている。また、リヤタイヤ前方に主に置く、ウィングレットいう、小型のウィングもある。

 その他、インダクションポッドの後方に設置したセンターウィングや、その左右に配置されたサイドウィング(Xウィング)なども使われたが、これらが取り付けられていた場所は、現在はボディワーク禁止領域とされ、事実上使用できなくなっている。

 ウィングは、大きさ、高さ、取り付け位置などにかなり厳しい規制が有るが、生み出すダウンフォースの量は大きい。しかし、ダウンフォースを多く得ようとウィングの角度を立てたりウィング枚数を増やすと、その分空気抵抗が大きくなり直線であまりスピードが出なくなるため、コーナースピードを重視するか直線スピードを重視するかによって、適度なウィング状態を見つけなければならない。

 ウィングで使う用語には、スパン(翼幅)、翼幅、翼厚、翼弦線、キャンバー、迎角などがある。スパンは翼の横方向の長さ。翼幅は翼の前後の幅。翼弦線は、ウィングの前縁と後縁を結ぶ線。キャンバーは翼の反り具合。迎角は翼弦線の気流に対する上下の傾き(ウィングの取り付け角)。

 ウィングには、しばしばガーニーフラップという棒状のリップを、翼の上部後縁に取り付けることがある。これを付けると、ガーニーフラップ前部の気圧が高くなり、後部の気圧が低くなることで、ダウンフォースを増すことができる。

 また、ウィングの端に付けられている翼端板の形状も重要で、色々な形状が試みられている。

 ちなみに2006年度は、リヤウィングエリアが上下の2ヶ所に制限されていて、上のエリアはフラップを2枚、下のエリアではフラップを1枚以上持てないように規制されている。また、フロントウィングはフラップ枚数に規制は無いが、許されるエリアはかなり狭い。

ウィングレット
翼端板



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