グリッド |
グリッド{grid} (直訳:格子)
スタート位置のこと。
一般に、予選は後でタイムを計測したほうが、路面にタイヤのゴムが付着してグリップ力が上がる(これをラバーグリップと呼ぶ)と言われ、アタックタイミングの自由だった過去では、予戦終了直前にトップチームのタイムアタック合戦がよく見られたが、2003年〜2005年のレギュレーションでは、自由にアタックすることができなくなった。
2006年度から、ノックアウト方式の予選が施行され、少しややこしい方式の予選となる。
まず、15分間の1次予選が行われる。この間は、燃料搭載量自由、タイヤ交換も同一スペックならば自由、アタック回数自由で、マシンセッティングは最初にコースインした状態から変更は不可となる。1次予選のタイム順で、下位6台のグリッドが決定される。この時、この6台は燃料搭載量の変更とタイヤ交換が可能である。
5分後、残った16台で、15分間の2次予選が行われる。1次予選のタイムはリセットされる。この間も、燃料搭載量自由、タイヤ交換も可能、アタック回数自由で、2次予選のタイム順で、残った内の下位6台のグリッドが決定される。この時、この6台も燃料搭載量の変更とタイヤ交換が可能である。
さらに5分後、残った10台で、20分間の最終予選が行われる。1次予選、2次予選のタイムはリセットされる。燃料搭載量は自由だが、コースイン前に車重測定が行われ、予選終了後に同じ車重となるように燃料を再搭載するため、あまり少ない燃料でのアタックは事実上できないことになる。タイヤ交換は可能で、この最終予選で上位10台のグリッドが決定される。最終予選を行った10台は、最終予選開始時の燃料を搭載し、タイヤ交換は可能で、グリッドに付くことになる。
なお、予選、決勝を通してタイヤ交換が可能であるが、使用できるセット数は7セットである。
また、予選が終了すると、車両はパルクフェルメに保管され、レーススタートまで基本的に触れなくなる。
なお、複数のドライバーの予選タイムが同タイムだった場合、先にそのタイムを記録したほうが前のグリッドを得ることができる。実際、’97の第17戦(最終戦)ヨーロッパGPでは、チャンピオンを争うウィリアムズのヴィルヌーヴとフェラーリのシューマッハに加え、ウィリアムズのフレンツェンの3人が1/1000秒まで同じポールタイムを叩き出したが、最初にタイムを出したヴィルヌーヴ、次いでシューマッハ、そしてフレンツェンの順でグリッドに並ぶこととなった。