エンジン |
エンジン{engine} (直訳:発動機)
現在は、自然吸気エンジンしか使用することができず、ターボエンジンは使用できない。また、排気量も2.4リットルに制限されている。また、気筒数も8のみと決められている。
形状は、気筒を前から見てVの字型に配置した、V型エンジンのみと定められている。一般的に気筒数は、多いほうがパワーは有るが重くなり、少ないほうが軽いが非力なエンジンになると言われている。また、少ないほうが、エンジン内部での摩擦などのロスも少なく、燃費は良いと言われている。
現代のF1マシンでは、エンジンはシャシー(骨組み)の一部となっているため、パワー・トルク・耐久力・振動などのエンジン性能、低重心・軽量コンパクトなどの重量・形状のほか、剛性(車体の重さや路面の凹凸でのショックに耐え、捻れない性能)も充分に無くてはならず、エンジンに要求される性能は非常に多い。
なお、2005年度から「1ドライバー2レース1エンジン」規制が施行された。これは、1人のドライバーが、グランプリの金曜日〜日曜日の3日間×2グランプリの計6日を1エンジンしか使えないことを意味し、エンジンの寿命は約14000kmを走りきることが必要となった。なお、故障などでエンジンを交換したドライバーは、スターティンググリッドが10番手分後退させられる。このため、予選を失敗してノータイムとなってしまった場合は、決勝に備えてエンジンを交換するドライバーもいる。
また、2006年度は細部にわたって規制が厳しくなった。主な所では、
・1気筒当たりの吸気バルブと排気バルブはそれぞれ2つずつに固定。
・シリンダボア直径は最大98mm。
・シリンダ間隔は106.5mmに固定。
・クランク軸はリファレンスプレーンの上58mm以上。
・エンジン重量は最低95kg。
・エンジンの重心はリファレンスプレーンの上165mm以上。
・可変吸気と可変排気システムは使用禁止。
・可変バルブタイミングと可変バルブシフトは使用禁止。
・インジェクターの圧力は最大100バール。
・1気筒当たりのインジェクターは1つに固定。
・1気筒当たりの点火装置は1つの点火プラグのみで、プラズマやレーザーや他の高周波点火技術の使用は禁止。
等で、この他、材質も厳しく規制されている。