ディファレンシャルギア |
ディファレンシャルギア{differential gear} (デフギア) (直訳:差動歯車)
コーナーリングの際、内側の車輪と外側の車輪の軌跡の長さに差が生じるため、左右のタイヤに別々に力を加える構造のこと。
ただし、単純なギアを組み合わせただけの構造では、一方の駆動輪が宙に浮いて空転するとデフが働いてもう一方の駆動輪の回転も落ちるため、パワーロスにつながる。そのため、様々な方式でこの相反する状況に対応するデフの開発がなされている。
なお、右の図(動画)は、最も単純なギアの組み合わせだけのディファレンシャルギアの基本構造である。青紫色がエンジン軸の笠歯車で、赤色の冠歯車に動力を伝える。赤色の冠歯車には、緑色と黄色の軸受けを介して、水色と赤紫色の差動歯車が取り付けられている。そして差動歯車と噛み合う形で、青色の左輪軸の歯車と、橙色の右輪軸の歯車が取り付けられている。左輪と右輪の抵抗が等しいと水色と赤紫色の差動歯車は回らず、左輪と右輪は等しい速度で回るが、片輪(例えば左輪)の抵抗が大きくなると水色と赤紫色の差動歯車が回りだし、左輪が遅くなり、その分右輪が速く回る。