IJN J9Y1 "ginga-reppu"
■『J9って知ってるかい? 昔、第1次世界大戦で粋に暴れまわってたっていうぜ。(*1) 今も世ン中荒れ放題、 ボヤボヤしてると後ろからバッサリだ。どっちも、どっちも。どっちも、どっちも…!』

■1944年、ようやく実用化の目処が立った陸上爆撃機"銀河"の派生型の一つとして、長距離爆撃作戦の全航程をカバーし得る護衛戦闘機への 改装計画が立案された。ただし、その形態は特殊なもので、銀河の機上に開発中の新型戦闘機"烈風"を親子式に搭載して、必要に応じて切り離して 空戦を行うというものである。(*2) 子機の搭載方法などにドイツ空軍の"ミステル"攻撃機の影響が見受けられるが、両者の運用思想は全く異なる。
 しかしながら戦争末期には日本は完全に制空権を失っており、活躍の機会が巡ってこない事や、烈風の開発停滞、銀河自体の不具合もあってペーパープランに終わった。


*1: ユンカースJ9。第1次大戦末期に登場した、初の全金属製単葉戦闘機。すぐ終戦になっちゃって、あまり暴れまわれなかったらしい(笑)
*2: いわゆるパラサイト・ファイターである。戦闘機動に充分な燃料の確保と、長距離巡航による戦闘機パイロットの疲労を軽減するのが目的。
*3: デタラメ全開のネタなので、本気にしないようにおながいします。ワケワカラン、という方は”銀河烈風 J9"で検索してみると吉。