いせファミリー・サポート・センター 広報紙
はみんぐはあと  
第5号より抜粋

「夫婦で参加して」

                                        舟橋三雄・明美

 

 昨年、私は、16年余のパート勤めを終え、これからは、自分のための時間を思う存分楽しみたいと張り切っていました。のんびり、おだやかな時間の過ぎるのを、良しとしていたのですが、何か物足りなくて、空しい気分にさせられるのでした。「なぜかしら」と思いました時、私にはまだ余力があるのだから、何か、この地域で役立つ事ができるのじゃないかしらと、思いついたのです。

 そんなある日、いせファミリー・サポート・センターの提供会員養成講座の案内を目にしたのです。子育てに自信があったわけじゃない私が、と自問自答しながらも何か気が惹かれます。それで、子ども好きの主人に話しますと、『ぼくもやってみよう。』と言うではありませんか。(私達は常日頃、残された人生は、二人で共有できる時間をたくさん持つ事だと話し合っていました。)そんなわけで、二人で養成講座を受講させて頂いたのでした。

 講義がすすむにつれて、自分の子育てに赤面するばかりです。「いまからだったら」なんて、何度、思わされたことか。この講義での学びが、実際にその時、その場で、すぐ応用できるよう努力したいものと思っています。これから何人のお子さんとかかわりを持たせて頂く事になるかもしれませんが、心を尽くし、精一杯させて頂けたらと思っています。実際、お子さんをお預かりし、すっかり、おじいちゃん、おばあちゃん役になっている私達。息子達に子どもができたら「こんな風かしら」と、今から予行練習させて頂いている気分になっています。

「夫婦子育てサポート記」

林 正和・美知子

 

 私たち夫婦がファミリーサポート活動に参加したのは、約2年前のことである。

 ある日曜日、1人の可愛い女の子が自宅へやってきた。小さな子どもの子育てに携わるのは20年ぶりのことであり、当時の子育てで手を焼いた苦労や不安な心情がよみがえってきたものである。

サポート活動を実施する中で、素直に喜怒哀楽を表現する子ども、思いがけない行動をする子ども、田んぼのあぜ道を歩き回る子ども、おもちゃに夢中に取り組む子どもなど、必死に自我を主張する子ども達と接することができた。その中で、子ども達の「まわりを幸せにする力」のあることを改めて気付かされたのである。私達は子ども達に元気をもらい、楽しさを受け、話し相手をしてもらうなど有意義な日々を過ごさせてもらっている。私達は活動の精神的な役割の大きさを感じ、いつのまにかはまってしまったのである。

しかし、この活動には、有意義な面も多い反面、責任感も多大に問われる。今後は依頼会員と提供会員の信頼関係、互いの安全知識の充実、健康管理の徹底、及び、会員間の協力体制や、家庭内協力体制が必要不可欠な要素を含むことも考慮し、コミュニケーションの大切さを理解し、子ども達の元気な成長と将来を祈り、地域社会に密着した子育ての充実を図っていきたいと思っている。

「夫婦二人三脚で挑戦」

柴田和利・静子

 

 “三人の子ども達が、家庭を持ち子育て真最中”。私たち夫婦は、のんびりとまではいかないが、幸せな日々を過ごしています。

 こんな中、広報いせで「いせファミリー・サポート・センター提供会員養成講座受講者募集」を見て、早速主人と受講する事にしました。忘れかけていた私たちの子育てが、この講習で再び思いおこす事ができました。講習内容は経験された方のお話しから子どもの接し方、また、お医者様の視点からの専門的な事など。お話しだけでなく実際にダミーを使い事故等の実習など、とても役立つ事ばかりでした。

私達は2人で「1人前」。若い人達に少しでも役に立つ事ができればと思い、ファミリーサポートに登録。

 初めてのサポートは、かわいい女の子。幸い私達には6人もの孫がいます。孫と同じくらいの年令でした。夫婦で保育園へお迎えの時、女の子も私達も緊張している事に気付きました。やはり女の子は私の手を取り、すぐに話しかけてくれ、保育園で作った泥の「おだんご」を見せてくれました。とてもよくできていると感心。家に持ち帰り廊下においた事を忘れた私は、この大切な「おだんご」を壊してしまい、何度もごめんネとあやまりました。じっと私の様子を見ていた女の子。「いいのまた作れば」の一言。この一言で私の心は救われると同時に、この子のやさしい心にひきつけられました。

再度サポートする時がきました。少し私の方も考え、沖縄のお芋でスイートポテトを作る事にしました。女の子に泥のおだんごと同じように丸く作ってと要望。1人で根気よくたくさん出来上がり、顔には生き生きとした達成感の表情が見られました。お母さんにおみやげにと小さな籠に入れ持ち帰る事にしました。

女の子はお母さんがお迎えに来た途端「お母さんどうぞ」と差し出しました。

お母さんは泥のおだんごと思いこんでいたのでしょう、女の子が自分の口に入れると少しびっくり。ここで親子の最高の笑顔を見ました。

又主人は集団託児にも参加し、提供会員や依頼会員の皆さんと交流し、子育てサポートの参考やヒントをもらって楽しんでいます。

 私達夫婦にとってファミリーサポートは、かわいい孫が増えた感じです。子ども達が日々、自分の力で着実に成長していく様子やその手助けができる事が実感でき、自分達も日々の生活の張りや生き甲斐、はつらつとした若さや元気をもらい充実した人生を送れそうです。

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