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押渕のサイン

【 郵便番号 516−0115 】
【 市外局番 0599(65) 】


【歴史】
庚申塚や浅間像などについての江戸時代の記録が残る。江戸時代中期の画僧・風外の生誕の地でもある。 ここは古くから林業を生業としてきた地区らしく、山の麓の大木の下に作られている山の神に、甘酒・尾頭付きの魚・煮染め(ニンジン・コンニャク・サトイモを煮た物)・団子を供える女人禁制の山の神神事が伝えられている。
【産業】
林業で生計を立てている地区。薪の生産が多い。江戸時代、漁網を染める為の椎の皮の生産地でもあった。近年まで買いに来る人があったという。


【暖地性シダ群落の北限と鬼ヶ城】


暖地性羊歯群落のある植物の宝庫。押渕白滝の清らかな雰囲気。水しぶきを受けて、いわたばこが生え、夏には紫の小さな花が見られます。ここは江戸中期の画僧風外生誕の地でもあります。

土地の人には白滝権現の名で親しまれている山間の美しい滝である。R260から逸れてほどなく、森陰に鳥居があり、そこから細い坂道を登ること数分で滝壷の前に出る。 清水が2条の白い線となってほとばしる岸壁には、様々な種類の苔や羊歯が密生している。 この滝壷には、白龍が棲んでいたという言い伝えがあり、滝壷の横に白龍神社の小さな社がある。戦時中は武運長久の神様として参詣する人が多かった(3月第4日曜日祭)。 白滝の裏手にあたる山地一帯の岩山を鬼ヶ城という。標高313.8mの高地を中心にして、ほぼ東西に走っているこの岩山には中腹に洞穴があり、昔ここに鬼が棲んでいたというので鬼ヶ城と呼ばれるようになった。 全山が秩父古生層よりなり、絶壁や露岩が多くて険しいため、登るのは容易ではない。洋上からこの山頂を見ると、ちょうど袴の腰板のように見えるので[はかまのこし]の名もある。 ここには、国の天然記念物に指定されている暖地性羊歯群落もあり、植物学上極めて興味深いところである。

[あついた・きくしのぶ]

紀伊半島以南の暖地、山中樹林下の岩上崖面に着生する常緑性多年草木。双方とも国の天然記念物に指定されている稀品。 きくしのぶの名は、葉の形が菊の葉ににているところから付けられたものです。

押渕は、暖地性羊歯群落のある羊歯植物の宝庫。清らかな白滝から程近い鬼ヶ城と、西に入った細谷の2ヵ所の群落が、国の天然記念物に指定されている。 鬼ヶ城一帯は絶壁が多く、その崖面や湿気の多い岩上に着生するウラボシ科のアツイタやキクシノブ、また常緑の木々の下に茎を這わせるヒカゲノカズラの仲間のナンカクランなど、紀伊半島以南の暖地に稀にしか産しない羊歯類11種が認められている。 細谷の群落には、湿った日陰に2mにもなる大型の羊歯、その名も龍の髭と葉脈の形が似ているところから名前が付いた、リュウビンタイが群生し、谷を埋めている。