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内瀬のサイン

【 郵便番号 516−0111 】
【 市外局番 0599(65) 】


【歴史】
鎌倉時代、伊勢神宮の荘園があり、海産物を奉納していた。また江戸時代から真珠貝の採集権を持っており、海士と呼ばれる男が、素潜りで真珠貝を採集していた。
【産業】
海と山との特徴を備えた地区。内瀬みかんの産地としても有名。地区内には観光農園もある。 五ヶ所浦に次いでノリ養殖生産が多い。秋から春先にかけて、アオサを養殖する海苔ソダが見られる。


【はまぼう…真夏の黄色い花びら】

真夏、さんさんと降り注ぐ太陽の下、伊勢路川河口などに、はまぼうが黄色い花びらを見せます。澄みきった川の流れに姿を映すこの花も、その故郷は熱帯。いみじくも、シーボルトはハイビスカスハマボウと名付けました。
五ヶ所湾の西奥国道260号の内瀬の辺りを通りかかるときは是非対岸の中洲に注目して下さい。大輪の黄色い花を付けている低木の群落が目に止まるはずです。はまぼうは熱帯性の植物で5枚の花びらが渦巻き状に並び、雌しべが長くのびていて芯は紅紫色。遠くから眺めると黄色いハイビスカスのよう。ここ伊勢路川河口の群落はその株千余りといわれ、本州では最大級の群落であるといわれています。『はまぼう』とは浜に生えるホウノキの意ですが、この地では古くから『浜椿』と呼ばれ大切に守られてきました。

【ないぜしぜん村】一年中みかん狩りを楽しめる里を目指す

みかん生産者の世代の高齢化に伴い廃園となってしまうみかん畑が増えつつあり、その活用と作り手と消費者の交流を深め、この土地の素晴らしさをもっと沢山の人々に知って貰いたいとの願いから内瀬の中村具寿次さんを中心に開村された『ないぜしぜん村』が内瀬地区にあります。内瀬湾を懐に抱くような園からの眺めはとても落ち着いて美しく、心が癒されるようで芝生のある広場では子供も安心して遊べるだけのスペースもあります。将来は、5月のセミノール、7月のハウスみかん、10月から1月初めにかけて温州みかん、そして3月のポンカンと一年を通してみかん狩りの楽しめる農園作りと五ヶ所小梅狩りや田植えに稲刈りと、様々な体験をして頂けるような自然村に育てていきたいとのこと。

【ハウスみかん】

  ビニールハウスの中でボイラーを使って加温し、早くに収穫するハウスみかん。
南勢町では、今から20年ほど前、船越地区の傾斜地で始められていますが、現在では栽培農家はたったの7軒。露地の温州みかんやセミノールに比べると、全体の終了はごく僅かです。その中のお一人、内瀬の田所陽一さんにお話を伺いました。
『美味しいみかんの産地である南勢町で、なぜハウスを?』の疑問には、年間を通して収入を得る為のひとつの手段である事、気候の影響を受けにくいみかんを確保したい事の2点を挙げられました。
収穫は台風を避けて7月上旬から8月の盆まで。その後、初冬にかけて充実した木々は12月半ばに加温を開始すると昼夜とも最低24℃という春真っ盛りのハウスの中で一気に新芽を出します。
花が咲き、実を結んだみかんはどんどん成長し重みで枝が下がるため、3月の半ば過ぎに『枝つり』をしてやらなければなりません。丁度雪所の『雪つり』のように枝を1本1本ヒモで吊り上げるのは手間の要る作業ですが、温室育ちの木々の枝はとても柔らかいのです。
5月末、みかんはお尻の中心が丸く黄色に色づき始めています。これを『ホタルじり』と呼ぶそうで、なるほど!と感心してしまいました。
食べてみると、酸味が強いけれど爽やかな濃い味です。この黄色が全体に広がると、いよいよ収穫の時が近付いてきます。
ハウス栽培は、平地が少ない南勢町では大規模化出来ない等、難問も多いようです。

【地蔵おくり】

障子・襖をはずすと大広間に早変わりする家が多い当地は、かつて冠婚葬祭は総て自宅で行う慣わしだった。祝言(結婚式)となると、親戚や友人がこぞって新婚夫婦宅に訪れ、祝い酒を新郎新婦と組み交わす。新婚初夜どころかすっかり疲れ果てた夫婦と家人はグッスリ眠り込んでしまいます。すると、夜陰に乗じて地元の若者たちが玄関先にプレゼント。 なんと家人が、翌朝起きて玄関の戸を開けると、そこにはお地蔵さんに石仏、バスの停留看板にドラム缶、はては昨日まで浜に浮かんでいた伝馬船まで、御丁寧に拝借した所を示した紙片付き。 これが内瀬一帯に伝わる『地蔵おくり』の風習。近場の地蔵はもちろん一山向うの石仏さんは何度もおいでになる常連組み、遠くは四日市市や尾鷲などからお越しになるお地蔵様もいらっしゃるとか。婚儀が一段落した親戚一同が手分けして元の場所まで返しに廻る訳ですが、持込む方も大変ですが、返却に廻る方々も御苦労な話ですね。この風習は、花嫁さんが嫁ぐ家に「お地蔵さん」のように、しっかりと根を下ろし末長く幸せに暮らせるようにと、村人が始めた慣わしだとか。 当会代表の向井さんの結婚式には、発会当時の会員さんならご存知でしょうが、事務局である喫茶グリーン&グリーン前に看板代わりに置いてあった伝馬船を玄関前に持込まれたそうです。