吉岡かつひろ

後援会だより       第4号          

事務所  小俣町元町643

Tel.Fax  0596-28-4559

Eメール   katuhiro@amigo2.ne.jp

2003年11月

皆様、益々ご健勝の事と、お喜び申し上げます。 

 間接民主政治と住民投票 

 住民は、住民の中から代表者を選び、その代表者を通じて政治に参加するという間接民主政治を行うのが、民主主義の原則です。また、長には執行権を、議会には議決権を与え、お互いにその権限を均衡させ、それぞれの独断専行を抑制して、適正で効率的な行財政の運営の確保を目指す、いわゆる大統領制を採用しています。

私は、皆様方に支持していただき、小俣町議会議員20人の1人にさせていただきました。支持していただいた理由には、「若いから」・「親戚だから」・「友達だから」・「知っているから」・「頼まれたから」・「期待出来るから」など様々だと思います。私を支持していただいた皆様が、今回の4市町村合併問題について、賛成・反対の意見だけで、お決めになっていないと感じています。私も、よく勉強して、決めさせていただくと訴えてまいりました。合併を結婚に例えると、法定協議会設立は婚約のようなものです。納得していないままで、結納は出来なかったのです。結納してから脱退するというのでは、更に多くの費用と、多くの方に迷惑が掛かることになってしまいます。支持していただいた方の中には、今回の結果に納得いかない人もみえると思います。しかし、4市町村合併反対の声は多く、このまま法定協議会に移行してしまってはいけないと思いました。

 

全国各地で、市町村合併の是非に関する住民投票条例が、制定されています。住民投票で是非を決定することは、法的に認められていませんが、結果を参考にするとなっているのが、通例です。これを諮問(しもん)的住民投票と言います。最終的には、議会で決める事になりますが、今回の問題が、住民投票で住民の意思を確認出来ていたなら、このようなことには、ならなかったでしょう。間接民主政治を否定するものではありませんし、みなさんに責任転嫁するものでもありません。市町村合併問題は、住民自ら決めるべき問題であると考えます。住民投票の結果を重くとらえ、住民の意思を尊重し、決定するべきだと考えます。

 

 沖縄県名護市の米軍基地受け入れを巡る住民投票の際、「選挙は4年に一度。住民投票は一生に一度。子や孫に誇れる投票を」と呼びかけました。住民投票は、長や議員の選挙とは違うということを、ご理解いただきたいと思います。

 

現在、住民・議会が賛否2つに割れてしまっている市町村合併問題を解決するには、住民投票を実施し、住民の意思を確認することが、一番の方法ではないかと、私は考えます。