吉岡かつひろ  

 

後援会だより    第13号−2

事務所  伊勢市小俣町元町643  

Tel.Fax  0596-28-4559 

Eメール   katuhiro@amigo2.ne.jp

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2005年11月

 皆様、益々ご健勝の事と、お喜び申し上げます。

 

 平成17年11月1日、新伊勢市が発足し、旧伊勢市・小俣町・二見町・御薗村は、新しく生まれ変わりました。

 

<市町村合併>

日本各地で、いろんな合併議論が展開されてきました。平成11年3月31日に3,232あった市町村が、平成18年3月31日には1,822になる予定です。地方分権の推進、市町村の財政基盤強化、行政の効率化など、自主的な合併という名の下に合併特例法の期限(合併特例債・地方交付税の特例などのメリット)を気にしながら、負担は低く、サービスは高くをモットーに進められてきました。中には合併したくても出来なかった所、住民投票を実施した所や、離脱した所などもあり、この地域以外でも紆余曲折、賛成派・反対派などの住民の分裂など、様々な社会問題を巻き起こしながら、合併までのプロセスをたどってきました。

 

<4市町村合併に小俣町議会議員として>

私は、小俣町議の時に、4市町村合併に反対をしました。私が伊勢市議の立場であったならば、おそらく賛成をしていただろうと思います。伊勢市から見れば今回の合併は、まずまずと言った所ではないかと考えます。私は市町村合併そのものに反対していたわけではありません。対等合併とは言うものの、5倍以上の人口差。4市町村の合併が小俣町にとってどれだけのメリットがあるのか。現在の伊勢市の財政状況などの分析。これまでの行政サービスの差は、将来的にどうなっていくか。いろんな角度から総合的に考えて判断しました。一度は否決した合併関連議案も、最終的に、小俣町議会で合併を議決しました。旧伊勢市宮川左岸地域の状況は、良くなってきているとは言いがたく、道路整備などにおいても、小俣町との境界がはっきりわかるような状況です。伊勢市駅前や中心市街地の活性化も大事なこととは思いますが、宮川左岸地域もしっかりとした地域ビジョンを持ち、発展に向けて力を入れていかなければいけないと思います。

 

<これからの伊勢市の課題>

現実的に考えて、合併後数年の伊勢市の財政状況は大変厳しいものになると思われます。公共下水道の整備、定年退職される方々の退職金の支払い、学校施設などの公共施設の耐震化・建て替えなど。また旧伊勢市行政の、人件費の比率が高く経常収支比率が高い(財政の硬直化)などの体質を改善するには、大幅な行財政改革を行う必要があります。旧小俣町のような予算配分は、不可能になってくることは確実でしょう。小俣町は公共料金を一般会計から繰り入れをして、低く抑えてきました。これも出来なくなるでしょう。5年間現行の通りとなったりしていますが、負担増になることは、予想されるところです。しかし、その後の料金設定については政治的判断によって決まります。伊勢市と合併するということは、その覚悟が必要だということですが、それまでの間に行財政改革を行い、負担増にならないように努力する必要があります。

また小俣町は旧伊勢市と比較して、社会基盤整備が進んでいます。旧伊勢市のようにほとんどの中学校に給食がないエアコンがないことの他にも、耐震化工事が出来ていない、道路整備が進んでいないなど。本来、一番大きな伊勢市はスケールメリットにより、行政の専門化、効率化により、財政的にも余裕が生まれているはず。それが出来ない伊勢市を中心として、本当に大丈夫なのか。合併後、行財政改革に取り組む必要があると考えます。

主幹産業の観光業が低迷しているなど、「元気な伊勢市」を創るには、「再生」だけでは難しいと思います。新しく一から創るぐらいの努力が必要ではないでしょうか。また、これから団塊の世代の方々が徐々に定年を迎えられ、引退されます。この世代の観光ニーズに応えるような戦略も必要でしょう。神宮参拝客はもちろん、特に大阪・名古屋圏の観光客を呼び込めるような、他の観光地と差別化したものをみんなで創っていかなければいけないと思います。それに伴い、営業力も強化していかなければ、「観光の勝ち組」「元気な伊勢市」にはなれないと思います。

 

<期待される議会の役割>

地方分権が進む今日、地方議会の役割は、大変重要になってくると考えます。また多様な行政サービスに応えられるように、議員にも多様な分野の知識が求められます。

議会の役割は、行政のサイクル、プラン(計画)・ディサイド(決定)・ドゥ(実行)・シー(監視・評価)のディサイドとシーだと考えます。議会活動にしっかり重点を置き、議会のレベルを向上させ、二元代表制の下、首長と議会のお互いの権能を十分発揮しながら、住民のために働く議会でなければならないと考えます。

 

合併はゴールではありません。 合理化などのスケールメリットを生かして、新たな地域創生に向けた第一歩です。4市町村が今後発展していくために、みんなで新伊勢市を一から見つめ直し、ベクトルを合わせ、協働していきましょう。私たちの世代がこれからの日本や地域を支えていきます。財政問題・少子高齢化・環境問題など、厳しい未来に明るく元気よく、35歳吉岡かつひろは、市民全員の幸せを願い、努力してまいります。

 

今後とも、皆様方のご指導ご支援賜りますよう、お願い申し上げます。

 

 

<後援会事務所 開設> 0596−26−0762

 後援会事務所を開設させていただきました。よろしく、お願い申し上げます。 

 

       GS

 

 


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