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エンディングノートってなに?」と思われる方へ

もしも自分が亡くなった場合に備えて、あるいは意思を伝えられなくなった時の ために、自ら思うことを書き記すことはなかなか難しいものです。
法的には遺言や公正証書、後見人制度があります。
医療の分野では、法的拘束力を持ちませんがリビングウィルや事前指定書と いうものがあります。最近になり、くだけた形では、遺品整理会社や葬儀社、 介護関係者などが提唱する様々な「エンディングノート」が知られるように なりました。
事務用品のコクヨが、商品を企画販売するぐらいにもなりました。
しかしいずれも時期が押し迫ってからでは書き遺せないことが多いものです。
背景には、私たちの死生観がいつの間にか変わり、辞世の句やラストワードを 言う機会自体を失う時代となっていることがあると思われます。
まだ回復のチャンスがあることに固執し、語り伝えるべき好機を封印してしまう ことがほとんどでしょう。
さらに、日頃から多大の情報や家具に埋もれてしまい、 その人の死後になって、整理も破棄もできない生活の荷をどうしようと悩むことが 多い世の中になりました。
 どこかで考えを切り替えることができないものでしょうか。生活の中で、少しずつ 覚悟を決めるような思考を取り戻せないかと思います。具体的には、それまでの 人生を振り返り、他者の死を見送る勇気、自ら旅立つことへのイメージが必要と 思われます。
そのためのきっかけをエンディングノートを自ら書く事に求めてはどうでしょうか。
資産・病気・介護・養育・メッセージなど何処の部分からでも書き始めることにより、 他人とのこんな風に関係を持ってきたんだと整理をすることや、 自然と感謝の気持ちを伝える準備ができると思います。
少し、エンディングノートを見たいと思われるようになりましたか?
今、生きていくことの一歩一歩を確認するためにも、ぜひ御覧下さい!
ノートをひとり書く事ではなく、一緒にあれこれと悩みを話し合うのが、 私たちの「終わりよければ」いせの会の普段の活動です。