第2章「想い花」

5.15昔の恋を思い出して

「夕立に降られ 二人で雨宿り ずぶ濡れの貴女(きみ)にまた惚れ直し」

「『長崎の夜景 今度は二人でと』 詠んだら君は『いつ行けるの?()』と」

「伊勢を去る 貴女(きみ)を追えずにここにいる 自分の心偽りつづけ」

「『次の人いるよ』と君はいうけれど 僕には次などありはしないよ」

「貴女(きみ)のいない 僕など夏の彼岸花 花も実もなくただ枯葉のみ」

                             以上刀用軒秋嶽

続・昔の恋()

「貴女(きみ)の顔空にかさねて思い出す 太陽よりも笑顔まぶしく」

「在りし日の貴女(きみ)と僕とを見るように 人の恋路のかなうを望む」

「一度散りいまだ咲かない恋の花 君をいまだに肥料に出来ず」

「ここにいる己を恨む我が身かな 『好きだ』と言った勇気再び」

                                                                    以上、刀用軒秋嶽

7.5

「恋の花咲けども散らす他人(ひと)の声 聞こえぬふりもそろそろ辛し」

              「30分まてばキレルぞ俺だって『待った?』の声に『いいや、全然』」刀用軒秋嶽

8.17リクエストが多いので・・・

「目をつむる貴女(きみ)の額に口づけて まだ早いよと微笑み返す」

「『手をつなご?』その一言にパニクって 『腕組む方が』とさらに過激に」

「人の目が気になる貴女とつないだ手 離すか否か悩む道中」

             「いつまでも貴女にそばにいて欲しい そう言いたくて今日も言えずに」刀用軒秋嶽

恋するって素晴らしい!!!

「風邪を引き見舞った僕の顔を見て言葉詰まらせ涙ぐむ君」

「携帯の着信音を変えてまで  貴女の電話を今日もただ待つ」

「『大好き?』と訊かれて困る秋の夜  訊かなくたって知ってるくせに」

    「聖誕にかこつけイチャツク二人づれ 羨む年も今年で終わり」

    「改造という名の論功行賞に 支持率下がり困る内閣」

    「籠の中無邪気に遊ぶハムスター 愛しい人の名前を付けて」

    「ストーブに入れる灯油が鼻をつく その香を貴女は『好きだよ』という」

「店員に冷やかされつつじっと見る ケースの中の光る宝石」刀用軒秋嶽

変・・・違う恋の歌

                  「貴女の声聞けずに過ごす2週間  出るわけのない携帯をかけ」

「久々に会って見られた貴女の顔 涙と一緒に『やっと会えたね』」

「バレンタイン今年も懲りずにやってくる だけど今度は待つのは楽し」

「『ホワイトデーお返し何がいい?』と訊く 『下着がいい』と言われ赤面」

「休みの日モーニングコールに起こされて 腹は立つけど声は聴きたし」

「『逢いたいの・・・』その一言に動かされ 夜の国道ただひた走る」

「貴女の目に希望の光見つけつつ それを重荷に感じてる俺」

 

12.12本上まなみ女史結婚の報に接し

「恋人を 奪われた気が しないでも」

「同い年 結婚されて 我焦る」

「一番の女神が人の物となり めでたさ半分悔しさ半分」

「女優など鑑賞にさえ堪えれば良し 既婚未婚は人も問わない」