其の5 自作デカール

今回のサクサクグッズは一部の模型マニアの中では非常にメジャーな存在といえる便利度☆☆☆☆☆あのプリンタです。

プリンタは有名なアルプスのMDシリーズです。このプリンタはマイクロドライという従来のお店などでよく見かけるインクジェット方式とは違い水に強いという性質を持っており、水に強いという事は即ちデカールに向いているという事になります。僕はオークションで見かけた際に購入しました。今でも型落ちなら1万円前後で時々出品されているのを見ますし、デカールに使うのでしたら僕の持っているMD-5000でも十分な性能を発揮するんじゃないかと思います。

ギャラリーのコーナーでも何度か文章で登場していますがこのプリンタは本当に使えます。僕はいつもプラモデルを製作する前にデカールだけは最初に必ずスキャンしてから製作に入ります。後は失敗した時にフォトショップなど画像加工ソフトを使い取り込んだ画像から上書きしたり、文字を書き直したりして新しいデータを作成し、WAVEのクリアデカール等にプリントします。左写真の赤黒ストライプが自作デカールです。ドットが出ませんから綺麗な仕上がりになります。

このプリンタが有るおかげで黒字で書かれたコーションデータの類は失敗した際の復活が100%可能ですから安心してデカール貼りができます。右の写真赤丸内が自作で復活させたコーション部分です。言われなければ分からないと思います。これだけのことでもかなりの精神安定剤として作用しますね。それでもやはりこのアルプスプリンタは万能ではありません。

 

先ず600dpiという解像度が限界であるためそれ以上の細かい文字などには対応できませんから流石にプラッツやそれに相当するこだわりを持ったメーカーから出されている様なデカールには敵いません。また、インクの特性上もとの色より明るい色やグレーなどは通常のやり方では絶対に出せません。グレーは一応イレギュラーなやり方がありますがその辺はまた違うサイトを参考にしてください。僕はグレーデカールを作る元気はありません。左の写真はボヤけてわかりません(すいません)がフィンチップの部分が自作デカールです。無理に作ったグレーのため近くで見るとドットが目立つのでちょっと切ないですが今回の場合はこれで良しとしました。ワンポイントとして使う分には多少ドットがあっても目を瞑れると思いますがこだわり出すとこれでは不満に思うかもしれません。

 

 

 

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