飛行機模型について

 

飛行機模型は僕の模型ライフにおいて中核となる大事な部分です。もし飛行機がそんなに好きじゃなくなったら間違いなく模型も辞めるでしょう。

その点も踏まえて敢えて言いたいと思います。

 

よく模型雑誌とかでメチャメチャこだわっている作品が掲載されていますよね。

このパネル位置が違うとかリベットの打ち方を間違っているとか・・・プロのモデラー達が各メーカーのキットを引っ張り出して「ここが違う」とかウンチクを並べながら上手に改修して「これが正解です」ってな感じで掲載されています。

正直僕は「そんなに細かいところまではどうでもいい」と思っています。

そりゃその機体として「本当に特徴的な部分を間違ってる」という事になると見過ごしてばかりも居られませんが・・・。(例えばF-4EJをそのまま確信犯的にEJ改の塗装で塗って「EJ改です」って言うのはいかがな事かと思います)

最初の頃は僕も「キットは間違いだらけなんだ」って思い頑張って本を片手に修正に熱を入れていました。でも途中から面倒くさくなり、今では気になる部分を除いては特に改修という事はしなくなりました。

 

勿論こだわる事それ自体が悪いと言ってるわけじゃないです。

そういう何でも「知ろう」とする姿勢から新たな知識は身に付くものだし進歩も早くなると思います。

自分でもインテイクの中身はどうなっているのか、説明書に載っていない、見えにくい部分の塗装はどうなっているのか、など色々本を引っ張り出したりHPで調べまわる事も少なからずあります。

プロのモデラー達はそれでご飯食べてるワケだから宿命的にメーカーの間違いを正し、尚且つプロとしての仕上げしなければならない等素人モデラーとは一味も二味も違うところ見せ付けなければならない訳だから苦労する部分もたくさんあると思います。

僕は別に素人だし本に掲載されるわけでも何でもないので「カッコ良く見せる」事に時間を割きたいというのが素直な気持ちです。

素人が頑張って間違いを正し、一生懸命1つの作品を作り上げたとしてもピアノ演奏で例えるならそれは「間違いなく弾けた」ってことにしかならず、それイコール「魅力ある演奏が出来た」っていうコトになるわけではなりません。

たくさんのモデラーに自分の作品を見てもらってその人たちが心の中で「コイツよりは自分の方が上手い」などと思っている中でも「おや?ここはどうやって作ったのかな?」と一つでも思わせる部分があるような模型を作りたいと思います。

 

そういうわけなので長くなりましたが自分としては「素人が作ったながらもどこか魅力ある飛行機模型」を作れるように頑張って行きたいです。言うのは簡単だけど中々難しいですね・・・

 

 

でも本当にプロのモデラーって大変だなと思います。頑張ってください。僕はそれを見ながら美味しいところを頂きます。

なかなか雑誌ではコツの真骨頂みたいな部分は掲載しないみたいですけど。

 

 

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